顔や手、背中など加齢や出産によってできてしまうシミ。
シミは一度できてしまうと非常に厄介で、セルフケアでとることはほぼ不可能なため、シミを薄くしたいときには専門の医療機関で治療を受ける必要があります。
今回は、4つのおすすめシミ取り治療をご紹介していきますので、京都でシミ取り治療を検討中の方はぜひチェックしてみてください!
“シミ”と一言でいっても、いくつかの種類があるのをご存じでしょうか?
シミは、大きく5種類に分けられ、その原因やできる時期、治療方法は全く異なってきます。
もしシミに対して誤った治療を行うとシミをさらに悪化させたり、増やしてしまったりするため、専門的な知識と経験が要される実は難易度の高い治療なのです。
まず、シミを治療するにあたってシミについて正しい知識をつけておく必要があります。
シミの種類と特徴について簡単に見ていきましょう。
シミの種類 | 原因 | 特徴 |
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①日光性色素斑(しっこうせいしきそはん) | 紫外線(UV)による皮膚ダメージ | 主に顔、手、腕など日光にさらされる部位に現れる。色は薄茶色から濃茶色までさまざま。 |
②肝斑(かんぱん) | ホルモンの変動(妊娠、ピルの使用など)、紫外線 | 顔に左右対称に現れることが多く、特に頬や額に出やすい。薄茶色から濃茶色の斑点が広がったように見える。 |
③雀卵斑(そばかす) | 遺伝、紫外線 | 小さな茶色の斑点が顔、特に鼻や頬に集中して現れる。遺伝的要素が強く、子供の頃から現れることが多い。 |
④炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく) | 傷、ニキビ、虫刺されなどの皮膚の炎症後 | 通常は時間と共に薄くなるが、炎症が治った後にその部分が茶色くなることがある。 |
⑤老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん) | 加齢、紫外線 | 中高年以降に見られるシミで、主に顔、手、腕などに現れる。日光性色素斑と似ているが、加齢が主な原因。 |
シミの対策としては、まず紫外線対策(UVカットクリームの使用など)や適切なスキンケアが重要となります。
シミが気になる場合は皮膚科医や美容皮膚科に相談し、正しいシミ種類を判断してもらうようにしましょう。
以下にて、シミにおすすめな治療法を4つご紹介していきます。
「Qスイッチヤグレーザー」や「ピコレーザー」などの機械を用いて、特定の波長の光をシミに照射しメラニンを破壊します。
日光性色素斑や老人性色素斑、そばかすなどに使われるレーザーで、「1回でかなり薄くなった」といった高評価の口コミも見られます。
ただし、半年~1年ほどダウンタイムがあり、その間、保護テープや日焼け対策でアフターケアを徹底する必要があります。
また、肝斑がある方はレーザー治療を受けると肝斑が悪化する可能性があるため、受けることができません。
ダウンタイムの過程で一時的にシミ部位が濃くなることがあるため、「シミが悪化した!」と感じる方もいますが、あくまで一時的なものです。
余計なことをせず、不安があればすぐにかかりつけ医に相談しましょう。
料金相場 | 10,000円~30,000円/1回 |
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治療目安 | 1回~3回 |
ダウンタイム | 6ヵ月~1年 |
適応するシミ | 日光性色素斑、老人性色素斑、肝斑、そばかす |
広範囲の光を用いて、シミやくすみを薄くするマイルドな治療法です。
レーザー治療のようなダウンタイムは避けたい、シミ以外にも肌全体を良くしたいという方におすすめです。
シミだけでなく顔全体のトーンアップや美肌効果が高いため、美肌治療としても人気があります。
老化に伴うシミやそばかすなど肌の表面にあるシミに良いでしょう。
ただし、マイルドな治療なため1回で薄くすることは難しく、最低でも1ヶ月に1回の治療を5回以上は受ける必要があるので注意が必要です。
料金相場 | 10,000円~30,000円/1回 |
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治療目安 | 5回、6回目安 |
ダウンタイム | 少ない(人によっては赤み) |
適応するシミ | 日光性色素斑、老人性色素斑、そばかす |
レーザーが当てられない肝斑が混在している場合や、シミ治療の効果を高めたい方には内服薬がおすすめです。
市販のサプリメントではなく、医師の診断の下で処方される内服薬を利用してください。
内服薬には、メラニン色素の生成と炎症を抑えるトラネキサム酸、抗酸化作用のあるビタミンC、血行促進作用のあるビタミンEなどがあり、シミの予防として購入する方も多いです。
内服薬は効果が出るまで時間がかかるため、忍耐強く続けましょう。
料金相場 | 3,000円~10,000円 |
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治療目安 | 6か月以上 |
ダウンタイム | なし |
適応するシミ | 肝斑、炎症後色素沈着、日光性色素斑、老人性色素斑 |
シミの治療には外用薬が用いられることもあります。
最近では、ドラッグストアや市販でも「ハイドロキノン」や「レチノール」といったシミへの効果が期待できる成分が入ったものもありますが、医療機関専売品の外用薬やスキンケアアイテムを使用する方が良いでしょう。
理由としては、先ほども述べたようにシミの種類によって適切な治療法が異なるため、自己判断で強力な成分を使用するのはリスクが高いからです。
そのため、専門医の診断の下、適切な外用薬やスキンケアを利用するのが最も安全でしょう。
シミ治療で特に有名なスキンケアブランドは「ゼオスキン」です。
世界的に有名な皮膚科医ゼイン・オバジ医師が開発したスキンケアブランドで、一人一人に合わせたスキンケアプログラムを組めるのが特徴。
肌のターンオーバーを促進する成分によりシミ、シワ、毛穴などを薄くする期待ができますが、内服薬同様、時間がかかることと、プログラムによってはダウンタイムがあるため、使用するタイミングについては医師としっかり話し合うようにしましょう。
料金相場 | 3,000円~50,000円 |
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治療目安 | 3か月以上 |
ダウンタイム | なし~3ヵ月以上 |
適応するシミ | 肝斑、炎症後色素沈着、日光性色素斑、老人性色素斑 |
いかがでしたでしょうか。
本記事では、シミ取り治療や治療の選び方について解説しました。
シミの治療方法は主に4種類あり、それぞれ特徴とメリット・デメリットがあります。
治療の種類や予算、ダウンタイムも異なるため、あなたに合う治療法はどれか知ることがまず大切です。
また、シミ治療は治療すれば終わりではなく、治療後のアフターケアが一番重要と言っても過言ではありません。
治療後は以下5つのポイントに注意して、最大の治療結果と再発に努めてください。
適切なシミ治療とケアで、本来の綺麗な肌を取り戻しましょう!